自然健康塗装無垢の店サンウッド

無垢フローリングの規格

長さ

畳とフローリング 一般的には6尺、すなわち1820mm(または1818mm)が標準の長さです。 通常は、1ケースに半坪分、90mm幅の場合10枚、75mm幅なら12枚、150mm幅なら6枚入って売られています。体育館や講堂用などには12~13尺(3.6~4m)のものもあります。長さの短いフローリングは乱尺と呼ばれる事が多く、450、600、750、900mmの長さが一般的です。90mm幅でしたら1ケースの中に合計長さ18m、やはり半坪分入っています。ケースの中に長さがいろいろあるので、乱尺と呼ばれるようになりました。施工後の見た目は一番優れています(個人的見解)。

標準は90mmです。長さ1820mmのものを10枚並べるとちょうどたたみ一枚分の0.5坪になります。床暖房用などにはもっと幅の狭い75mmを使うのが一般的です。こちらは横に12枚並べると半坪になります。その他には、60、120、150mmなどがあります。幅広は見た目が立派ですが、木材の欠点、反り、曲がり、収縮、膨張などが起こるリスクが高くなります。

厚さ

標準の15mmが圧倒的に多い様ですが、いろいろな厚さがあります。マンションリフォーム用などに12mm、もっとうすい8mm等があります。12mmは合板突き板張りフロアの標準でもあります。厚い物は、18mm、20mm、輸入物の中には22mmなども見られます。ヨーロッパなどで使われている11mmもあるようです。体育館用等の長いものの中には14mm厚も見られます。

ソリッドとユニタイプ

ソリッドとユニタイプ 長さ一枚物をソリッドと言います。最近はOPC(オーピーシー)という表記もよく見られます。それに対し短い材(200~500mm程度)をフィンガージョイントで縦につなげて1820mm(または 1818mm)にしたものをユニタイプといいます ※1。 フィンガージョイントといっても上から見た場合、スケッチのように、つなぎ目はまっすぐの線になっていますので全く違和感はありません。複数の木が混ざりますので欠点が相殺されて環境変化に強くなります。今最も普通に使われているものです。

※1. 何故ユニタイプというのか不明ですが、多分大阪の北恵株式会社海外事業部が1990年代にこの言葉を使い始めたのが最初だと思います。

実加工(さねかこう)

オスサネの例 平たく言うと、オスメス加工の事です。 左右どちらかにオス(凸)加工をし、反対側にメス(凹)加工をします。 凹凸凹凸で板を密着させながら並べてゆきます。 今のフローリングは、この実加工が施されているものがほとんどです。 長さが1820ミリを超えないもの(標準品のほとんど)は、長さ方向にも実加工がなされています。 幅、長さ方向ともに実加工されているので4方実加工と言います。

糸面

糸面(いとめん)模式図 図のように、建材の角をななめに削って平面または丸面をつくることを、面取り加工といいます。 面取りの中で、面が小さいものを糸面と呼び、 現在ほとんどの無垢フローリングは1~1.5ミリの糸面が取られています。 当社のフローリングも原則的に糸面を取っています。 注文があれば面無しも製作しておりますが、ある程度の数量と納期が必要です。

単層フローリングと複層フローリング

厚さが何枚かの層でできているのが複層フローリング、一枚の木でできているのが単層フローリングです。 具体的にいうと、複層フローリングは合板やパーティクルボードの上に突き板や薄い挽き板やプリントフィルムなどを表面に貼ったものです。土台が無垢の木ではないため、耐久性に劣ります。 突き板は0.5ミリ程度が普通ですが、最近は技術が向上したため極薄の0.2ミリ程度のものもあります。 挽き板の場合は4ミリ程度の厚さがあるものが多く、単層フローリングと同程度の性能が得られるものもあります。 一方、単層フローリングとは、要するに無垢板のフローリングです。ソリッドとかオーピーシーと呼ばれる無垢一枚物、長さを縦につないだユニタイプ、無垢板を幅方向に貼ったもの(FJLタイプなどと言われる)があります。 無垢の木なので耐久性は圧倒的に優れています。 寸法安定性は複層フローリングに劣りますが、踏み心地や見た目の感触は遙かによいです (こちらがおすすめ)。