自然健康塗装無垢の店サンウッド

サンウッドドア主要樹種

国産材

ヒノキ

ヒノキは、ヒノキ科ヒノキ属の日本固有の木で、現在はほとんどが植林木です。古代に木をこすって火をおこすのに使ったので「火の木」が名前の由来と言われています。 ヒノキは、社寺建設にも不可欠な優良材で、その淡黄色で緻密、狂いの少ない材質は昔から建築に重用されてきました。 近年では、そのさわやかな芳香に癒しの効果があると、人気が高まっています。 抗菌、防虫、消臭などの効果も見過ごせません。

杉(スギ科スギ属)は、ひのき以上に日本固有の木で、 すくすくとまっすぐ上にのびるので直木(すぎ)という名前になったと言われています。 杉林の荘厳な雰囲気は日本独特のものです。 杉は木の中でも長生きで、1500年くらいは生きるらしく、 有名な屋久島の縄文杉は樹齢3000年と言われています。 杉は、すなおで加工しやすく強度も十分なので、柱材などに広く使われています。 芯が赤く、辺材が白いので、両方が混ざった板は「源平」と言われ、 かえって喜ばれます。 昔から杉で有名な林業地として、秋田、天竜、吉野などがあります。

※ 当社のヒノキと杉は、適宜安くて良いものを国内各地から仕入れています。

北米材

ホワイトアッシュ

北海道のタモとほぼ同じ木で、木目がはっきりした存在感のある美しい木です。 色は灰褐色から淡褐色、褐色の縞が入った薄黄色までありますが、 主に、グレーがかった淡褐色です。 適度に堅く、耐久力と加工性も優れています。 ハードメープルと並び、高級家具や運動器具、特にバット素材としてもよく知られている 北米広葉樹の高級木材のひとつです。

ポプラ

北米産の広葉樹で、ヤナギ科とモクレン科の、色が白から黄白色ないし灰白色のものを、 ポプラと呼んでいます。 アスペン、コットンウッド、ポプラ、チューリップウッドの4種類が知られています。 当社では現在コットンウッドをメインに扱っています。 どの樹種もあまり変わりはなく、比較的軽くて柔らかく、淡い白系の木です。 強度は高くありませんが、接着性、釘の保持性は優れています。 粘りがあって、割れにくい木です。 北米で短期間で人工乾燥していますので、しっかり養生して空気になじませるのが製造上のポイントです。 適度に塗料を吸い込むので塗装はしやすい木です。

ホワイトオーク

日本のナラと同種のホワイトオークは ウイスキーやワインの樽材としてもよく知られ、重硬で強靭、耐久性があります。 国産のミズナラよりも全体的に木目が大きく、色がやや白いのが特徴です。 家具材、床材、建築材、造作材など、幅広く用いられています。

ブラックウォールナット

北米産クルミの木で色は紫を帯びた茶褐色から黒。日本のオニグルミに近い樹種です。木質が重硬で、狂いが少なく、木理が美しいため、古くから高級家具材、工芸用材や装飾材、また近年はツキ板として用いられています。衝撃に強いことから銃床材としても重用されていたようです。チーク、ローズウッド(カリン)、マホガニーなどと並んで世界的高級材のひとつです。

南洋材

ニヤトー

アカテツ科という科に属し、 色はピンクから赤褐色です。 南洋材としては、年輪のような木目がはっきりしています。 色合いが日本の桜に似ているので、「南洋桜」として輸入され、 家具として出回っていました。 産地によって硬さ、重さ、色合いが異なっていますが、 当社のニヤトー材はセレベス島産で、色がピンクから淡い赤褐色、 ニヤトーとしては柔らかめです。 比較的扱いやすく加工仕上りは良好でよい光沢が出ます。 ニヤトーの建具は廃盤となりました。

メラピ

南洋材の代表メランティ(ラワン)と同じフタバガキ科の広葉樹です。 メラピはホワイトメランティの仲間と考えて良いですが、 一般的なホワイトメランティ(ラワン)と違い、シリカの含有量が多く、 ルーペで表面を見るとガラスのような光を放っているシリカが大量に見えます。 刃物を痛めるので、製造がやや困難ですが、仕上りは大変良いです。 木目ははっきりせず均一なクリーム色で、 塗装しないで放っておくと褐色に変化します。 サンウッドのメラピはセレベス島近隣が産地で、ボルネオ産と比べると、 やや柔らく、色がより白いのが特徴です。 メラピはメランティ(ラワン)の仲間なのに、虫食いが少なく、狂いもほとんど出ないので 造作材にうってつけの木ですが、残念ながら入手しにくくなりつつあります。 メラピの造作材は廃盤となりました。