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サンウッド シックハウスニュース


阪大豊中キャンパスのシックハウス棟再開

大阪大 (2008.07.25 読売) 「3ヶ月かかりました」

大阪大豊中キャンパス(大阪府豊中市)の「文系総合研究棟」内で事務職員や学生らがシックハウス症候群による体調不良を訴え、立ち入りを禁止していた問題で、阪大は24日、28日から使用を再開すると発表した。症状の原因となる揮発性有機化合物などの濃度が十分に下がったという。

CO2をたっぷり吸収する園芸植物

サカタのタネ (2008.04.08 読売) 「ホルムアルデヒドでは3~4倍の吸収能力」

横浜市都筑区の種苗会社「サカタのタネ」は、同社が販売するツリフネソウ科の草花「サンパチェンス」に、高い環境浄化機能があることが分かったと発表した。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の吸収能力では、一般的な園芸植物の4~6倍になるという。「環境浄化植物」としてPRし、国内外の市場に攻勢をかけたいとしている。
サンパチェンスは、園芸用に育成されている野生種・インパチェンス属の種間雑種。夏の強い日差しや高温に強く、5月ごろから半年の長期間咲いているのが特徴。同社が開発、2006年5月から発売。年間の販売実績は欧州など海外で約360万鉢、国内で約20万鉢に上るという。
同社は生育が旺盛な点に着目し、東京大の浦野豊研究員(農学)(43)と共同で環境浄化機能を調べる実証実験を行った。
この結果、インパチェンスやポトスなどの園芸植物と比べ、空気などを取り入れる気孔面積が大きく、光化学スモッグを引き起こす二酸化窒素(NO2)では5~8倍、シックハウス症候群の原因物質・ホルムアルデヒドでは3~4倍の吸収能力が実証された。
浦野研究員は、「環境浄化機能は、国内の園芸植物の中ではトップクラスではないか」としている。

【担当コメント】
日付が前後しますし、12月の記事と矛盾しますが、注目情報ですので。

阪大新研究棟でシックハウス

(2008.4.22 読売) 「厚生労働省の指針を下回っていたが、症状は改善せず」

大阪大は、豊中キャンパス(大阪府豊中市)に今年1月に完成した「文系総合研究棟」で、事務職員や学生らが頭痛などの体調不良を訴えたことから、研究棟への立ち入りを禁止した。壁材などの化学物質によるシックハウス症候群とみられ、専門の検査機関に依頼して原因を調べる。
研究棟は地上7階、延べ約6600平方メートル。高等司法・法学両研究科の講義室のほか、保健センター事務室などがある。総事業費は12億2000万円で、3月初めから利用が始まった。
3月中旬から4月にかけ事務職員ら2人が「肌に痛みを感じる」などの症状を訴え、安全衛生管理部が、揮発性有機化合物などの濃度を調査。数値は厚生労働省の指針を下回っていたが、症状は改善せず、シックハウス症候群と診断された。
学生と教員からも「頭が痛い」「鼻水が出る」などの訴えがあり、大学本部は21日、原因判明まで、立ち入り禁止を決めた。有機化合物特有の異臭がするといい、指針で定めた項目以外についても詳しく調べる。

【担当コメント】
まだまだこういう事があるんですね。 ホルムアルデヒド以外の有機化合物が原因でしょうか。 床下や壁下地の合板、天井や壁クロスの接着剤、フローリングの接着剤、塗料など。 いろいろ考えられます。原因を是非知りたいです。

観葉植物、効果ほとんど無し

(2007.12.02 読売) 「兵庫県立生活科学研究所(神戸市)の調査」

めまいや吐き気などを起こすシックハウス症候群の防止などをうたう観葉植物や人工植物の効果が極めて限定的であることが、兵庫県立生活科学研究所(神戸市)の調査でわかった。同研究所は「癒やしにはなるだろうが、化学物質の除去効果はほとんどない。過度の期待は禁物」としている。
同研究所によると、清潔・健康志向の高まりで、近年、「有害化学物質を除去できる」などと表示した観葉植物やプラスチック製の人工植物が相次いで販売されている。鉢部分に空気清浄機が組み込まれた商品も出回っている。
このため、同研究所は、これらの商品に効果があるのか調査した。観葉植物、人工植物、空気清浄機と組み合わせた商品をそれぞれ、容積約6立方メートルの測定器に入れ、同症候群の原因とされるホルムアルデヒド、トルエンなどの濃度変化を調べた。
最も効果があったのは、空気清浄機と組み合わせた商品だったが、ホルムアルデヒドの減少量は1時間に1・68立方メートルの換気をしたのと同程度、トルエンも0・794立方メートルの換気をした程度だった。窓を閉め切った6畳間(24立方メートル)でも、1時間に12立方メートルは換気されるといい、同症候群の改善に、植物はほとんど効果のないことが分かった。

【担当コメント】
植物で有害化学物質を除去できるのだったら、ありがたい話。 残念ですが、そんなうまい話は無いというわけです。